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ヤフー/森ビルほか 災害時の正しいソーシャルメディア活用を訓練

2013.08.19 17:38

 ヤフー(東京都港区)、Twitter Japan(東京都港区)、J―WAVE(東京都港区)、森ビル(東京都港区)の4社は、ソーシャル防災訓練実行委員会を組織し、災害時に正しく、かつ効果的にソーシャルメディアが利用できるための取り組みとして、「第3回ソーシャル防災訓練」を31日に実施する。訓練は内閣府と港区の協力のもと、内閣府が同日に行う「防災フェア2013」と連携して実施され、訓練の参加者を現在募集している。
 災害時には、複数の情報入手手段を持つことが重要とされ、ソーシャル情報を正しく効果的に使うためには、平時から訓練やルールを学ぶことが重要である。今回の訓練では、首都直下型地震の発生を想定し、ヤフーが提供する「防災速報」と港区公式Twitterから発災を帰宅困難者役の参加者へ通知。その後、港区公式Twitterから避難などの災害関連情報が発信される。訓練参加者はそれらの情報をソーシャルメディアを活用し、指定された場所まで避難を行う。避難途中には、いくつかのアクシデントが設定されており、それらをクリアすることでソーシャルメディアの正しい利用法や、行動を身につけることができるという内容である。また、避難途中に起こりうるけが人の救護要請や火災の初期消火要請なども参加者は体験することができる。
 また、今回の訓練では新たな取り組みとして、当日の参加者をあらかじめ募ると同時に、ネット利用者にオンラインでの訓練参加を促し、「被災した方々を助けるための、ソーシャルメディアの活用」、「ソーシャル安否確認」についての訓練も実施。さらに当日はJ―WAVEがミニFM局を設置し、大規模災害時にインターネットにつながりにくいといったケースを想定して訓練に関する正しい情報をラジオで提供する。

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