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東邦レオ マンションバルコニーがワンランク上のビアガーデンに

2013.08.12 15:53

 「眺望の良さ」がマンションのメリットではあるものの、隣接住居に挟まれ、窓の無い壁が空間を圧迫する室内(特にマンションの中の部屋)では自然や開放感を感じにくく、唯一、屋外に出られるバルコニーは、実際に生活がスタートすると何もない無機質な状態であることが多く、洗濯物を干す以外に活用されていないのが現状となっている。
 そんな中、屋上緑化を手掛ける東邦レオ(大阪市中央区)は、分譲・賃貸マンションのバルコニーを対象に、屋外用家具・床タイル・目隠し・植物などを組み合わせた上質な空間装飾を低コストで実現できるデザインパッケージ「ファーストリビング」を開発。今年6月より発売を開始した。
 「ファーストリビング」は、陽射し対策の折畳み式シェードを備えたソファと、ミニベットにもなるローテーブルを組み合わせた「リラックスソファプラン」、眺望を愉しめる「パノラマカウンタープラン」の2種類。それぞれのプランで6点と4点のアイテム選定を行っており、利用状況やバルコニーの広さ、アイテム、コストなどに合わせ計4種類のバリエーションから選択することが可能となっている。
 ソファやローテーブル、ハイチェアには、リゾートホテルで数多く利用される屋外用の家具素材(シンセティックラタン)を使用し耐久性を確保するとともに、座面に屋外用クッションを採用するなど座り心地にこだわった製品設計を行っている。
 また床面をドレスアップするジョイントタイルはカラー2色。一枚一枚表情を変えるマーブル仕上げでバルコニーに拡がりを演出。バルコニーを美しく仕上げ、室内との調和を図ることで住空間全体に「一体感」と「開放感」を生み出せるところが大きな特徴となっている。
 面積が狭小のためオーダーメード対応では割高となるバルコニー装飾においても、利用ボリュームの多い木造住宅・オフィス市場と部材を統一化させることで上質な空間を低コストで提供できるようになっている。
 また、ファーストリビングの家具は軽く持ち運びしやすく、女性でも簡単に移動が可能。さらにパッケージには、家具とタイルをしっかりと固定してコンパクトに収納することが可能な固定ベルトを標準装備している。
 取り付けはファーストリビングの専属スタッフが行なう。電動工具が不要な設置方法のため騒音も少ないという。
 発売後、約2カ月が経過している。「室内のデザインと調和し、統一感のあるバルコニーガーデンが創出できる」と好評で、リフォームを検討中の居住者やマンションデベロッパーを中心に、現在200件以上の問い合わせが寄せられているという。
 「首都圏を中心に各地から反響があり驚いています。現在空室を抱えて悩まれているのであれば入居者へのサービスの一環としてファーストリビングを設置するのも一つの選択肢だと思います」(広報担当 課長代理 熊原 淳氏)

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