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エス・イー・シーエレベーター 中国大手太陽光発電メーカーと業務提携を締結

2013.08.05 15:13

 エス・イー・シーエレベーター(東京都台東区)は7月24日、東京ベイ有明ワシントンホテルにて記者会見を開き、中国の太陽光パネル製造分野における売上純利益率2位のJinko Solar社と太陽光発電事業について業務提携することを発表。会場においてエス・イー・シーエレベーターの代表取締役社長である鈴木孝夫氏とJinko Solar社による調印式も行われた。
 今回の業務提携により、エス・イー・シーエレベーターとJinko Solar社が50%ずつの共同出資で独自ブランドの太陽光パネルの生産を行う。また、会見において鈴木氏は太陽光発電・風力発電・スターリングエンジン等、再生可能エネルギーを始めとする新エネルギーを統括的に扱う新会社を設立する予定と述べた。 
 「弊社はエレベーターメンテナンス業務からスタートして、契約台数は全国4万台となりました。そして、全国に支社・支店・営業所を約150カ所構え、迅速な対応を行っています。また、5年前からはエネルギーに関する研究開発を行ってきました。そうした中で、昨年にJinko Solar社にお会いしまして、本日太陽光発電事業における業務提携を締結することとなりました。昨年は当社がJinko Solar社の太陽光パネルを約15億円販売しました。今年は約100億円を目指しております。すでに70億円は契約済みとなっていますので、100億円は達成できるのではないかと思っています。次年度は日本だけでなく、海外にも販売していく予定です。なお、本職でありますエレベーターについては、メンテナンスに留まらず、リニューアル需要も相当数を見込んでいますので、売り上げも上がると考えています。そして、太陽光発電事業を含めた新エネルギー事業については新会社を設立し、新会社にて統括的に取り扱っていく予定です」(エス・イー・シーエレベーター 代表取締役社長 鈴木 孝夫氏)

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