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東京都地球温暖化防止活動推進センター 中小テナントビル限定のBEMS導入補助金

2013.06.24 17:12

 東京都環境局及び東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称・クール・ネット東京)は18日、スマートエネルギー都市の推進に向けた補助事業として、事業所向けに「オフィスビル等のコージェネレーションシステム導入に対する補助金」、「中小テナントビル向けのBEMS導入に対する補助金」、家庭向けに「家庭向け燃料電池(エネファーム)、蓄電池等導入に対する補助金」の開始を発表した。
 経済産業省が主導してオフィスビル等への導入を進めるBEMS導入促進事業であるが、東京都では対象事業者を中小テナントビルに限定し、平成25年度の単年事業としてBEMS導入に対する補助金を用意。申請受付開始は6月28日から。
 「東日本大震災以降、電力の供給不足を補う取り組みとして、電力の使用状況を見える化するBEMSの導入が注目を集めています。国もBEMS導入を推進している中で、東京都としても省エネが難しいと言われている民間テナントビルのBEMS導入を、この補助金事業を通して支援していきたいと考えています」(センター長 宮田 博之氏)
 「中小テナントビル向けのBEMS導入に対する補助金」については、BEMSの設置から6カ月後から1年以内に、無料省エネ診断を受けるという項目も設けており、クール・ネット東京はBEMSの設置だけに留まらない、中小事業者による継続的な省エネ活動の実施を支援する。
 また、「コージェネレーションシステムの導入に対する補助金」については6月27日と7月1日、「BEMS導入に対する補助金」については6月28日と7月3日に説明会を開催する予定となっている。

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