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日本ビルエネルギー総合管理技術協会 建物管理の省エネの参考となる刊行物を発行

2013.05.06 16:31

 日本ビルエネルギー総合管理技術協会(東京都港区)では、このほど建物のビルのエネルギーに関する刊行物「平成24年度版 建築物エネルギー消費調査報告書」と「ビル省エネルギー診断事例の集計」を発行したと発表した。
 「平成24年度 建築物エネルギー消費調査報告書」は、同協会会員各社の管理物件(2000㎡以上の物件が対象)に関し、毎年実施しているアンケート(建物規模、導入設備、建物利用状況等の建物概要と月別エネルギー消費量について)を実施し、分析結果を統計データにして報告書としてまとめたもの。
 同報告書は今回で第35回目の発行となるなか、東日本大震災の影響を受けて、例年のエネルギー消費動向とは大きく異なる結果となった。今回の建築物エネルギー消費量調査では895件、非常駐在管理物件調査では102件のデータを集めた。
 「ビル省エネルギー診断事例の集計」は、平成8年から平成19年の間、経済産業省の委託事業として業務用のビル省エネ診断を行ったうちの175件のビルについて集計・分析を行ったものを刊行。
 今後さらに節電を含めた法規制などの対策がより強化され、エネルギー消費に関する管理に厳しさが求められることが引き続き予測されている。そのようななかで、ビルメンテナンス会社が顧客に対し省エネルギーの提案や実施を行うにあたって、いずれも資料として活用できるように編集された刊行物である。主に同協会の会員向けに発刊したものだが、一般に向けても販売している(価格は会員とは異なる)。

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