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キーストーンテクノロジー ビル内にショールーム型植物工場完成 オフィスビルに波及も

2013.04.22 17:28

 植物栽培装置の開発などを行うキーストーンテクノロジー(横浜市中区)は4月18日、植物栽培事業を専門とするアグリ王(横浜市港北区)と共同で、奈良建設(横浜市港北区)本社ビル内に植物工場のショールーム「新横浜LED菜園」をオープンさせた。一部がガラス張りになっており内部の見学ができるほか、栽培された野菜は「横浜・馬車道ハイカラ野菜」のブランド名で出荷される。
 同菜園は約73㎡のフロアに5段式LED栽培ユニットを12台設置。レタスの一種であるグリーンリーフなら月に約1万5000株栽培できるが、これは露地栽培の畑約1125坪に相当するという。
 キーストーン社はLEDの波長を調整することで植物の成長を調整できる技術を開発し、これを組み合わせることで成長を促進させたり、特定の栄養価を高めたりすることが可能となった。同工場で生産される野菜は露地栽培に比べ約2倍の速さで成長するといい、露地栽培に比べ生産性は飛躍的に向上している。
 キーストーン社の岡崎聖一社長は「都市が農業生産地となることで新たな価値が生まれます。日本の農業も変わっていくでしょう」と話す。
 同菜園に使用されている栽培ユニットは一般的なビル内にも設置可能で、空室活用のほか新たな事業としても注目されている。ビルの使い方にも一石を投じる施設といっていいだろう。


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