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グローバルコモンズ 内見感覚でタブレットPCなどから物件動画をカンタン閲覧

2013.04.08 16:42

 テナントリーシングを行う際などに使用されるケースが増えてきたタブレットPC。グローバルコモンズ(東京都豊島区)では、ビデオカメラで撮影した映像をパワーポイントファイルと同期させた上でウェブ配信することのできる動画共有アプリケーション「ムービーコモンズ」を開発。ウェブセミナーや企業のプレゼンテーションなどに用いられるツールとして好評を得ている。また、同社では「ムービーコモンズ」を活用し、不動産物件の様子をパソコンやタブレットPCの画面上で、動画で閲覧する「施設・不動産バーチャル見学」制作・配信サービスを開始した。
 端末を用いた不動産物件のプレゼンテーションは静止画が一般的であり、動画の場合はテレビコマーシャル風にまとめられたものが多く、見る側は動画を最初から最後まで連続して視聴する必要がある。同社が提供を開始した「施設・不動産バーチャル見学」は、物件を訪問した人の目線で動画を撮影し、パワーポイントファイルに同期。画面上のフロア図や間取り図の特定箇所をクリック又はタッチすれば、その箇所の動画が頭出しされる。これによって、パソコンやタブレットPCの画面から実際の内見を行っている感覚で、物件内の見たい箇所を任意の順番で閲覧することが可能だ。
 同社取締役の金子洋子氏は「コンテンツの作成は容易にでき、物件の魅力をクライアントにより分かりやすく伝えることができます」と述べている。なお、同サービスの初期設定料は8万円(税別)、ひと月あたりの利用料は、タブレットPC10台以内の場合2万円(税別)となっている。

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