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ディー・サイン マーケティングの発想でオーナー向けソリューションを展開

2013.02.18 17:44

 ディー・サイン(東京都中央区)は、ビル経営に関するマーケティング業務を行うディー・サイン不動産研究所を今年1月に設立し、中小ビルオーナー向けの各種ソリューションを開始している。
 同社はこれまでコア事業としてテナント企業の移転コンサルティング業務を展開。4年前には移転コンサルティング業務の強化を目的に仲介会社のM&Aを実施し自社内に仲介部門を設置するなど、テナント企業向けサービスの拡充を行ってきた。しかし、仲介部門を設置し中小ビルオーナーとの接点が増える中でひとつの問題が浮上してきたという。
 「リーマン・ショック以降、テナント企業の移転の動きが鈍くなっていく中で中小ビルオーナーの厳しい経営環境が浮き彫りになってきました」(代表取締役社長 佐藤 浩也氏)
 これをきっかけに立ち上げられたのが、ディー・サイン不動産研究所。同研究所では多くの問題点を抱える中小ビルオーナーに対してマーケティング的な発想をもとにブランドチェンジを促す狙いだ。
 「これまで不動産とマーケティングの共通言語がなかったため、ビルオーナーとテナントの適切なマッチングが行われてきませんでした。研究所の目的はこのマッチングをサポートするために、ビルのブランド力強化にとどまらずブランドチェンジを実現していくことです。この春には、これまでの不動産業界には無かったオンリーワンなソリューションを準備しています」(佐藤氏)

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