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ユニパック 平成24年度省エネ大賞の中小企業長官賞を受賞

2013.02.11 10:36

 省エネルギーセンター(東京都中央区)は、1月30日から2月1日にかけて「東京ビッグサイト」でENEX2013を開催した。
 会期初日の1月30日には同会場のレセプションホールにおいて、資源やエネルギーが効率的に利用されて省エネに優れていると認められた先進型の製品を対象に選ばれる平成24年度の省エネ大賞の表彰式が執り行われ、各賞が発表された。
 その中で中小企業長官賞として、ユニパック(埼玉県川口市)が展開する低圧損洗浄再生中性能フィルタ「薫風」が受賞した。同製品はビル空調用のフィルタの低圧損化のため、業界で初めてプレフィルタを従来の不織布の単板状のものから多プリーツ折込構造を採用。また、洗浄再生時の寸法変化のない堅牢な枠で低圧損のメインフィルタとプレフィルタを一体型とし、低圧力損失による省エネ効果は従来品と比較して19.5%のファン動力(定風量方式の場合)の削減を見込めるという。同社の代表取締役である松江昭彦氏は次のように話す。
 「中性能フィルタの洗浄再生を9年にわたって研究して参りましたが、行政の皆様が中性能フィルタが洗浄再生・再利用することができるとご評価いただき嬉しかったです。また、従来のビル空調における中性能フィルタの仕組みを変えることによって20%の節電に寄与できると認めて下さり、心から感謝を申し上げます。省エネ化を推進するうえで照明や熱源などへの対策が中心に進められていたこともあり、ビルの搬送動力に関わる消費エネルギー分の10分の1程度が比較的、手つかずのままでした。その10%の省エネを実現できるほか、プレフィルタの洗浄が不要となるうえ節電に貢献が可能なため経済性に優れております。『薫風』をはじめコストメリット・汎用性の高い『清風』を更に普及されることで、新たな節電手法として広げたいと考えています」

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