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GiO テナント募集看板の情報不足を補う新サービス

2012.11.12 17:30

 絶えず新しい設備やサービスが登場する貸ビル業界にあって、長年進化していないのがテナント募集看板だ。通常、問い合わせ先の会社名と電話番号のみが記載され、明らかにアピール不足。テナント看板の設置スペースにも限りがあり、詳細な物件情報を掲載したくてもできない状況ともいえそうだ。
 不動産関連のサイン等の印刷を手がけるグランド印刷(北九州市門司区)は、より不動産業界に特化したサービスを提供するため、今年5月にGiO(福岡市博多区)を設立。従来のテナント看板に付加価値をもたらす新サービス「モバカン」を今年11月から展開する。
 同サービスはテナント募集看板にQRコードを印刷。携帯電話でQRコードを読み取ると物件情報が確認できるというもの。空室対策としてWEBと連動させた画期的なサービスだ。物件情報はWEB上の登録サイトで必要事項を打ち込むだけ。物件の内部画像も30点まで掲載可能。
 「物件情報がわからなければテナント募集看板を出しても大きな成果に結びつきません。従来型の看板では大きな機会損失になっていると考え、当サービスを開始しました」(同社代表取締役 小泊勇志氏)
 また、同サービスはテナント募集看板だけでなく、駐車場看板や不動産物件のチラシ自動作成システムとも連動。月極駐車場の看板にQRコードを印刷した場合、駐車場の空車・満車情報が瞬時にわかり、満車でも予約システムを活用できる。一方、チラシ自動作成システムは、物件情報を入力し、デザインを選択するだけでデザイン性の高い広告チラシが作成できる。デザインの種類は現在28種類あり、今後も増える予定。印刷を依頼することも可能だ。
 鮮度の高い物件募集情報を24時間発信できる同サービス。オーナーだけでなく、仲介会社や管理会社にも利便性が高いシステムといえるだろう。


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