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バリューレイズ ビル+アートの内覧会が好調

2012.10.29 18:02

 ビルとアートを結びつけた内覧会が話題となっている。バリューレイズ(東京都港区)が開催している「アート内覧会」はビルの空室をアーティストの作品展示スペースとして開放し、アートを目的とした来場者とともに仲介業者にも来場してもらうようはたらきかけている。6回目となる今回は10月19~23日まで、東京・霞ヶ関で行われた。ビルの6階と9階を開放し、画家や写真家など12名が作品を展示した。来場者のほとんどがアート作品の鑑賞を目的としており、仲介業者の数は決して多くはない。しかしこれまで同イベントを行った物件はすべて入居が決まったといい、コンセプトの確かさがうかがえる。「他のビルと差別化する、人を集める、というマーケティングの原点に立ったイベント」と話すのは同社代表の石田竜一氏。オーナーやアーティストからも好評といい、物件を印象付けるという目的はもちろん、ビルと人との新たなかかわりを提示したイベントともいえるだろう。

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