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東日本旅客鉄道 JR「新宿」駅直結の大規模複合ビル開発

2012.09.10 17:13

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は4日、JR「新宿」駅新南口駅舎跡地に、同駅及び新宿交通結節点と直結する複合施設「新宿駅新南口ビル(仮称)」を建設すると発表した。計画建物は、世界最大級のターミナル駅であるJR「新宿」駅と直結した複合施設であり、高規格で環境性能にも優れた賃貸オフィスや、ファッションから食まで全てのジャンルで高いトレンド性をもつ商業施設、また様々なイベントに活用できる多目的ホールなどの文化交流施設を展開することで、「新宿」駅周辺の魅力ある街づくりへの貢献を目指すとしている。
 「新宿駅新南口ビル(仮称)」の建物規模は地上33階地下2階、延床面積は約11万1000㎡、竣工時期は平成28年春を予定している。このうち、地上6階から33階のオフィスフロアは約7万7200㎡、地上1階から5階の商業施設は約9400㎡となっている。
 同社では「新宿駅新南口ビル(仮称)」の建設とともに、「新宿」駅東西自由通路の整備を進めており、同駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路を拡幅。改札位置を変更して東西の往来を可能とする通路を設けることで、同駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献するとしている。

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