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大丸コム開発 旧横浜松坂屋跡地に商業施設オープン

2011.11.14 15:39

 J.フロントリテイリンググループの商業デベロッパーである大丸コム開発(大阪市中央区)は、横浜市中区伊勢佐木町のシンボルとして市民に親しまれ、平成20年10月に閉店した「横浜松坂屋」の跡地において、新たな商業施設の開発を推進してきた。同社はこの商業施設の開発について、施設名称およびオープン予定日が決定したと発表した。
 新施設の名称は「カトレヤプラザ伊勢佐木」。カトレヤは松坂屋のシンボルフラワーであり、旧施設の「横浜松坂屋」のように地域住民に長く愛される施設を目指し名付けられた。JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅に隣接する「イセザキモール」内にオープンする「カトレヤプラザ伊勢佐木」は、食品スーパーを核に、地元の有名店や、モール内に少なかった値ごろ感のあるカジュアルファッション、雑貨、ライフスタイルをサポートするサービス店舗を融合させ、来街者のデイリーニーズに対応する施設として、地域の賑わい創出に貢献するとしている。
 同施設の規模は地上3階建てで、敷地面積は約3300㎡、延床面積は約7400㎡。一部店舗を除き、平成24年2月8日のオープンを予定している。施設外観は「横浜松坂屋」のテラコッタ装飾を型取りし、複製したタイルを使用。アールデコ調の意匠が施された旧店舗の外観が再現されている。また、店内は当時のオブジェやモチーフの一部を移設もしくは意匠を再現することで、レトロで落ち着ける空間を演出している。

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