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国際紙パルプ商事 環境配慮に特化した「KPP八重洲ビル」が竣工

2011.11.14 15:40

三菱地所グループが全面的なプロジェクト支援 LED照明・太陽光パネル設置などで約32%のCO2削減
 国際紙パルプ商事(東京都中央区)が中央区京橋一丁目にて開発を進めてきた「KPP八重洲ビル」が、10月31日に竣工した。同ビルの開発にあたっては、三菱地所(東京都千代田区)がプロジェクトマネジメント業務を担当し、設計監理業務を三菱地所設計(東京都千代田区)、リーシングマネジメント業務を三菱地所リアルエステートサービス(東京都千代田区)、プロパティマネジメント業務を三菱地所プロパティマネジメント(東京都千代田区)が担当するなど、三菱地所グループが全面的なプロジェクト支援を行っている。
 同ビルは地上13階地下1階建てのオフィスビルで、八重洲通りに面し「東京」駅八重洲口から徒歩6分という交通利便性に恵まれた立地にある。敷地面積は約1159m2、延床面積は約1万1127m2である。事務所部分の基準階は、有効面積約200坪、天井高2・75m、柱間6・4mの開放的な空間で、フロア内に柱がなく、OAフロア(100mm)やグリッド式システム天井、個別空調システムなど、自由度が高くレイアウト効率に優れた仕様となっている。さらに、省電力・省CO2効果に優れた最新式のグリッド型LED照明を賃貸オフィスゾーン(地上2階~13階)に全面導入するほか、屋上への太陽光パネルの設置、空調システムの効率化等により、約32%のCO2削減(東京都の省エネルギー計算基準値比)を実現する環境配慮型の高機能オフィスビルとなっている。

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