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森トラスト 京橋1丁目で進む開発事業の新築工事に着手

2011.08.22 11:22

大野興業のOと森トラストのMを組み合わせ建物名称を京橋OMビルに決定
 森トラスト(東京都港区)は、東京都中央区京橋1丁目において開発を推進している「(仮称)京橋一丁目OM計画」の新築工事に着手したことを発表。併せて同プロジェクトの建物名称を「京橋OMビル」に決定したことも発表している。
 「京橋OMビル」は、地上8階地下1階建て、延床面積約9600㎡のオフィスビルで、都営地下鉄浅草線「宝町」駅から徒歩4分、さらに「東京」駅、「京橋」駅、「日本橋」駅、「八丁堀」駅の5駅14路線が利用可能な交通利便性の高い立地となっている。
 事務所の基準階は、貸室面積約900㎡(約270坪)、天井高2800mm、OAフロア100mmを確保し、機能性を追求した整形無柱の執務空間となる。また、先進的なエコビルを目指し様々な技術・施策を導入することで東京都の「省エネルギー評価書制度」の最高ランクに相当するERR40%超、PAL低減率30%超の高い環境性能を達成している。さらに、テナント企業のBCP(事業継続計画)に貢献する高い耐震性能や非常用発電機等を備え、平成24年9月末に竣工予定である。具体的には、通常は60m以上の超高層建物の設計に用いられる時刻歴応答解析を採用し、震度6強の地震に対しても継続して機能維持(人命の安全、建物・主要機能の保全の確保)が可能な「官庁施設1.類」相当の耐震性能を有することが検証されている。また、テナント企業のBCP支援を目的として、災害時等における重要機器のバックアップや帰宅困難者対応を想定した最大48時間運転の非常用発電機と防災井戸を実装し、さらなる要望に対しても屋上にテナント専用の発電機設置スペースを確保している。
 なお、「京橋OMビル」の「OM」は、計画地において1世紀に渡りその系譜を紡いできた大野興業の「O」と森トラストの「M」に由来したものである。

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