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飯野海運 新「飯野ビルディング」が今秋開業

2011.08.01 15:45

 飯野海運(東京都港区)は7月27日、千代田区内幸町にて建設を進めているオフィス・商業・ホール等の大型複合施設「飯野ビルディング」の見学会を開催した。同ビルは昭和35年竣工の旧「飯野ビル」の建替え事業として誕生するもので、10月上旬のオープンを予定している。新しい「飯野ビルディング」の敷地面積は8027・24㎡、延床面積は10万3852・46㎡、建物規模は地上27階地下5階塔屋2階となっている。
 同ビルでは数多くの省エネ技術を導入しており、外観はダブルスキンを全面採用。外部からダブルスキン内に取り入れた空気を循環排気することによって、日射熱を除去し室内の熱負荷を軽減する。また、ダブルスキンを貫通する通風口から外気を室内に直接取り込み、室内の自然換気を行うことも可能である。この他、LED照明の全館採用などにより、同ビルのCO2排出量は同規模のオフィスビルに比べ約50%の削減に成功している。
 見学会には同社取締役常務執行役員の星野憲一氏が出席。星野氏は「当社では海運事業を展開する中で、安全・環境配慮を最優先事項に位置づけています。新『飯野ビル』は、その安全・環境配慮に特化した計画としながら、不動産業界の先を見越した最新鋭のビルと自負しています」と述べている。

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