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大和ハウス工業 大和ハウス東京ビル・工場でピークカットも実施

2011.07.04 16:19

東京電力・東北電力エリアの事務所で輪番林業
 大和ハウス工業(大阪市北区)および大和ハウスグループは、今夏の電力供給不足に対応するとともに、省エネ・低炭素社会の実現を見据え、東北電力・東京電力管内の同社グループ施設において積極的に節電に努めていくことを発表した。
 電力需給が逼迫し節電義務が課せられている現在、大和ハウスグループでは、例年6月1日からのクールビズ開始日を1カ月前倒し、5月1日に設定。また、事務所内の照明の減灯や空調温度設定を28℃にするなど、省エネルギー対策も実施してきたが、電力不足が深刻化する今夏において、さらなる取り組みを実施する。
 まず、同社では7月1日から9月22日(東北電力エリアは9日まで)、東北電力エリアの8事務所、東京電力エリアの21事務所をそれぞれ6つのグループに分け、輪番での休業を実施。具体的には、グループ単位での輪番制による「平日一斉休業日の設定」および「夏期休暇の分散取得」を実施する。
 そして、東北電力・東京電力管内の同社工場では、生産工程単位でグループ編成を行い、土曜日・日曜日の所定休日を生産日とし、グループ単位で平日に休業日を取得する輪番休業を実施。また、東北・新潟・竜ヶ崎工場では、使用する電気コンプレッサーの代替設備として、軽油で稼動するエンジンコンプレッサーを導入し、さらなる節電に努める。
 さらに、東北電力・東京電力管内の契約電力が500kW以上の大口需要家に当たる大和ハウス東京ビル(東京支社)・工場はもとより、契約電力が500kW未満の小口需要家である事務所においても、自主的にエネルギーの見える化を推進させるとともに、ピーク時の電力使用量を減らす「ピークカット」に取り組むとしている。

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