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竹中工務店 本店社屋と技術研究所で省電力化工事を開始 ゼロカーボン建築目指す

2011.06.20 16:04

 竹中工務店(大阪市中央区)は、電力低減チームを新設し、「東京本店社屋」と「竹中技術研究所」において省電力化工事を開始する。
 5月13日に政府による東京電力管内の今夏の電力供給対策として、企業や家庭の使用最大電力を前年比一律15%削減するという節電目標が正式に決定しているが、同社では、25%の省電力化を目標とする工事を実施する。さらに「東京本店社屋」においては、中長期対策として再生可能エネルギー(太陽光発電、バイオマス発電)の導入を一早く実施し、CO2排出量削減も視野に入れつつ、ゼロカーボン建築を目指したオフィスモデルとしての取り組みを進めていくとしている。
 平成16年竣工の「東京本社社屋」は、年間エネルギー消費量を、旧社屋(中央区)の平成14年から平成16年度の平均消費量と比較して、稼働初年度の平成17年に総量で34%の削減、平成21年には総量で47%の削減を達成している。さらに、今回の省電力化工事により、昼間の使用最大電力を昨年比約50%及びエネルギー消費量を平成21年総量比約30%を削減することを目指し、太陽光発電パネルの設置、コジェネレーションの設置、自然通風の拡大、照明器具のLED化による改修を平成23年内に段階的に実施する。

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