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三鬼商事 東京と大阪のオフィスビル市況を発表

2011.01.10 10:18

 三鬼商事(東京都中央区)は、2010年12月時点での東京と大阪のオフィスビル市況を発表した。
 同月の東京ビジネス地区の平均空室率は8・91%、中型・小型ビルに限ると10~11%台という状況。10年はオフィス縮小の勢いは弱まったものの、前向きな移転ニーズが減少したため、東京に限らず全国主要都市において平均空室率が高まった。
 11年は、大型ビル新規供給量は延床面積29万7940坪が予定されており、10年に引き続き大規模ビルの募集動向が期待できるという。
 一方、延床面積1000㎡以上の主要なオフィスビルを対象にした大阪ビジネス築の調査では、平均空室率は、11・88%、既存ビルの空室率は10・76%。いずれも前月の下落から上昇に転じた。
 11年の新規供給量は延床面積9万9538坪となり、10年の約7割に減少。同社は、10年に竣工した大型ビルの募集面積を残していることから、11年のテナント誘致競争激化を予測している。

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