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ダイビル 「中之島ダイビル・ウエスト(仮称)」の建設に着手 旧ダイビルのレンガ・石材も使用 CASBEE大阪Sランク目指す

2010.11.08 13:36

 ダイビル(大阪市北区)は、関西電力(大阪市北区)、関電不動産(大阪市北区)とともに進めてきた「中之島3丁目共同開発」の第3期工事として、「中之島ダイビル・ウエスト(仮称)」の建設工事に着手した。同ビルは平成25年2月末の竣工を目指している。
 同ビルの規模は地上22階地下2階塔屋2階で、延床面積は約4万8000㎡。貸室面積は約2万5600㎡となっている。ビルの外観は「旧ダイビル」で使用されていたレンガや石材の装飾品等を可能な限り保存し、再利用する。また、建物内部においても、エントランスホールのデザインを取り込むとともに、床タイル等の内装材を再利用することで、「旧ダイビル」のイメージ再現が図られる。
 空調システムには「中之島ダイビル」と同様に、中之島エリアの南北を流れる堂島川・土佐堀川の豊かな河川水を有効活用した地域冷暖房システムを採用。大気に空調廃熱を行わないため、CO2削減に寄与する。
 これらの環境に配慮した設計により、同ビルは「CASBEE大阪」(大阪市建築物総合環境評価制度)で最高ランクの「Sランク」取得を目指している。

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