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清水建設 CO2削減と快適性を追求した次世代オフィス完成

2010.11.01 14:45

 清水建設(東京都港区)は10月21日、同社の技術研究所本館内に、CO2削減と快適性を追求した、スマートグリッド対応の次世代型超環境オフィスが完成したと発表した。同施設に導入されているエネルギー制御システム「シミズ・スマートBEMS」により、CO2排出量は一般的なオフィスに比べ60%削減されるとしている。
 同施設の特長は「必要なエネルギーを、必要な場所・時間に供給し、かつ快適性を追及できる」点にあり、具体的には、オフィス内では必要最低限のレベルに消費電力が制御され、かつ必要最小限の空間に個人最適の光・温度環境が創出される。消費電力の制御については、ピーク時の消費電力の削減ならびに平準化を目的にしたもので、デマンドレスポンスと呼ばれ、スマートグリッド社会の実現に不可欠な先端技術といえる。
 同社は今後、国内・海外を問わず建築物単体に限らない地域開発等の計画者に対して、提案営業を展開していくとしている。




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