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三井不動産グループ/東電不動産 生物多様性の保全活動が評価 既存の緑を生かし周辺との調和図る

2010.10.11 17:29

 三井不動産(東京都中央区)グループならびに東電不動産(東京都中央区)が開発した「神宮前一丁目民活再生プロジェクトにおける保全緑地」が、財団法人都市緑化基金主催の「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定された。
 「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」は、企業が取り組む身近なみどりの保全・創出・活用の優良な事例を「SEGES生物多様性特別認定100選」として公表し、地球環境を視野に入れた足元から取り組む生物多様性保全活動の推進を目的としている。
 「神宮前一丁目民活再生プロジェクト」は、PFI事業として整備する警察施設、付帯事業として建設する住宅棟「パークコート神宮前」、オフィス・商業棟「神宮前MーSQUARE」で構成される。「パークコート神宮前」は敷地面積1万3452・16㎡、延床面積4万7632・22㎡、規模は地上16階地下3階で、「神宮前MーSQUARE」は地上10階地下1階、延床面積1万560・31㎡、敷地面積2543・35㎡となっている。
 同プロジェクトは樹木約120本など既存の緑を保存・活用しながら施設整備を行うことで、周辺環境との調和を図りながら、都心エリアに希少な憩いと潤いの場を創出している。また、保全緑地は非常時における避難広場の機能も有し、建物内に設置された防災倉庫と合わせて地域の防災拠点となっている。

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