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大和ハウス工業 「都内中小クレジット」第一号を申請 同社商品で温室効果ガス排出削減 東京都クレジット創出業務を開始

2010.08.30 15:08

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、東京都内で環境エネルギー商品を導入した企業の温室効果ガス排出量を削減し、その削減効果分を東京都クレジット化する「東京都クレジット創出業務」を開始する。その第一弾として、7月5日に同社の環境エネルギー商品である高効率反射板システム「reFbo(レフボ)」を導入した大成ロテック(東京都中央区)が削減した温室効果ガスを、同社と共同で「都内中小クレジット」化し、当社が権利を取得する「東京都中小クレジットの取引に関する協定書」を締結した。東京都への申請は23日に行われ、今後は認定第一号を目指す。
 同社は今回大成ロテック関東支社の事務所棟に施工した「レフボ」170台によって削減される温室効果ガス排出量約46・5t(年間9・3t×5年分)を削減した。そのうち、「都内中小クレジット」の算定ガイドラインに則り、46・5tのうち22tが「都内中小クレジット」化される予定である。
 平成21年4月より同社は環境エネルギー事業部を立ち上げ、白色LED照明システム「グレース ルミノ」や太陽光発電システムなどを販売。起業や官公庁向けに環境エネルギー関連の総合提案を行っている。今後も同社グループでは環境エネルギー事業を推進し、環境配慮型の商品・サービスの提供により、温室効果ガス削減に貢献していくとしている。

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