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三菱地所 最新型グリッド式LED照明を全面導入

2010.03.22 12:37

 三菱地所(東京都千代田区)は、千代田区丸の内一丁目において、住友信託銀行(東京都千代田区)、三菱東京UFJ(東京都千代田区)と共同で「(仮称)丸の内1-4計画」を進めているが、このたび同計画の賃貸オフィスゾーン(11階~26階)における基準照明として、最新型グリッド式LED照明を全面導入することを決定した。
 同計画は、屋上への大規模太陽光パネルの設置、オフィスゾーンへのエアフローウィンドウシステムの採用等、CO2排出量削減に積極的に取り組むことで、国が実施する「省CO2推進モデル事業」に認定されており、最高レベルでの環境配慮オフィスビル計画としていた。
 そうした中、同社はさらなる環境負荷低減を目指して、三菱電機・三菱電機照明の協力の下、賃貸オフィスゾーンに省電力・省CO2効果に優れたLED照明を採用、標準的なオフィスビルの蛍光灯と比べ、約38%の消費電力を削減する。
 今回、LED導入がされる「(仮称)丸の内1-4計画」は、東京都千代田区丸の内一丁目4番2号・3号・4号で実施予定。敷地面積が8033・94㎡、延床面積が約13万9000㎡となっている。
 規模は地下4階・地上27階・塔屋2階。施工は清水建設が担当しており、平成21年9月から着工、平成24年1月の竣工を予定している。
 同計画におけるその他環境配慮の取り組みとしては、ルーバーなどの設置、高性能ガラスの採用、屋上緑化による熱負荷の軽減。
 また、高性能設備(高効率機器)の採用によるCO2排出量の抑制、緑化やクールルーフ塗装、DHC(地域冷暖房)の採用によるヒートアイランド対策も実施する予定であり、同社は今後も引き続き新しい取り組みを行い、環境との共生に積極的に取り組んでいくとしている。

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