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東京ガス 省エネビル改修で更なる一次エネルギー削減目指す 一般的なテナントビルに比べCO2排出量44%削減

2010.02.15 15:57

 東京ガス(東京都港区)は、再生可能エネルギーと都市ガスを利用した「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」の実現を目指し、2月から横浜市都筑区の「東京ガス港北NTビル(愛称・アースポート)」の改修を開始した。改修の完了は9月末の予定である。
 アースポートは、これまで平成9年度環境・省エネルギー建築賞建設大臣賞(商業サービスビル部門)等数々の賞を受賞し、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)でもSランクに位置づけられるなど、先進的なエネルギー利用設備が導入された省エネビルである。今回の改修は太陽熱、ガスエンジンCGSの廃熱、GHPチラーの廃熱を利用した省エネ・省CO2空調システムの導入などで、一次エネルギーを16%、CO2排出量を19%削減し、一般的なテナントビルに対して一次エネルギーを40%、CO2排出量を44%削減できる見込みである。

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