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東海旅客鉄道 名古屋駅前に地上46階建ての新駅ビルを計画 隣接する大規模施設とデザインを調和

2010.02.15 15:54

 東海旅客鉄道(名古屋市中村区)は、日本郵政グループ等と共に取りまとめた中村区名駅一丁目1番地区における「まちづくり基本構想」(平成20年12月20日公表)に基づき、バスターミナル・百貨店・ホテル等で構成される複合施設「名古屋ターミナルビル」敷地での開発計画「名古屋駅新ビル計画」について、各種検討・手続きを進めているが、この一環として名古屋市環境影響評価条例に基づく「環境影響評価準備書」を10日に提出した。この中で名古屋駅新ビルの外観デザインが発表されている。
 名古屋駅新ビルの延床面積は約26万㎡、規模は地上46階、建物高さは約220mとなる予定。基本構想時点での延床面積約28万㎡、地上55階、高さ約260mから、若干の変更が見られるが、同社によると事業内容等を含めた最終的な計画については、引き続き検討を進めるとしている。計画では、同ビルは隣接する「JRセントラルタワーズ」との調和を図り、かつ全体として名古屋の玄関口にふさわしいランドマーク性を備えた外観デザインとなっている。
 計画は今後、平成22年半ばに現在の名古屋ターミナルビル解体工事に着手。平成28年度に名古屋駅新ビルが完成となり、バスターミナル・オフィス・商業施設・ホテル等が平成29年度までに順次開業することとなっている。

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