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大林組 長寿命化実現する高耐久躯体構築工法を開発

2010.02.01 16:31

 大林組(東京都港区)は、太平洋マテリアル(東京都江東区)、萩原工業(岡山県倉敷市)と共同で、高じん性モルタルを用いた高耐力躯体構築工法「ユニバーサルクリート工法」を開発した。
 同工法は、躯体構築用モルタルに特殊ポリプロピレン短繊維を混入させることで、従来の鉄筋コンクリート部材に比べ、せん断および曲げの耐力と耐久力が大幅に向上するため、構造物の長寿命化及び建築コスト・ライフサイクルコストで10%以上の低減が図れるとともにひび割れ幅の抑制効果による鉄筋の防食、保護性能が向上することから、ライフサイクルコストの大幅な低減が可能である。
 3者は、耐震補強を目的とするコンクリート構造物や、せん断耐力・耐久性の向上を図る部材や補修部材として、「ユニバーサルクリート工法」を積極的に提案、また技術の標準化、水平展開にも取り組むとしている。

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