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構造計画研究所 世界初となる3次元免震建物の建設着工

2009.11.16 14:10

 構造計画研究所(東京都中野区)は、阿佐ヶ谷プロジェクトとして準備を進め、世界初となる3次元免震建物の建設着工を本年11月9日と決定した。同プロジェクトは同社の先進的な免震技術を実証するとともに、知識テクノロジー企業としての様々な技術の実践、実証、検証を目的としている。
 プロジェクト発表から2年間は主に、免振装置の各部品の性能試験、ロッキング制御付きオイルダンパーシステムの性能試験、それらを組み合わせた実物大スケールの装置による確証試験の実施、及びそれらの結果を踏まえた3次元モデルによる地震応答解析を実施し設計の安全性を確認した。その結果として本年7月に免震構造評定・大臣認定を取得し今回の着工となる。
 また、阿佐ヶ谷プロジェクトは国土交通省による第1回超長期住宅先導的モデル事業に採択されている。採択に当たり、評価された項目は3次元免震装置による耐震性能の他、維持管理にあたり、住宅履歴管理システム(SMILE ASP)による一元的な情報の蓄積・閲覧を可能にしたことが挙げられる。

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