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東日本旅客鉄道 サピアタワーがCASBEEのSランク認証取得 省エネ・環境配慮・地域アメニティ向上が評価

2009.08.31 16:15

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)は、グループ会社のジェイアール東日本ビルディング(東京都中央区)が運営するJR「東京」駅直結の大規模複合施設「サピアタワー」が、国土交通省の主導する建築物環境総合性能評価システム「CASBEE」の最高評価である、Sランク認証を取得したと発表した。同社の開発した施設としては初めてのCASBEE認証取得となる。
 「サピアタワー」は平成19年3月の竣工、規模は地上35階地下4階塔屋1階、延床面積は7万8278・88㎡。施設内は低層部がコンファレンス・商業フロア、7階から26階が大学・研究機関なども入居するオフィスフロア、27階から34階が「ホテルメトロポリタン丸の内」で構成されている。
 同社では今回の認証について、街並み・景観への配慮、「東京」駅日本橋口広場と一体的な歩行者空間を創出することによる地域アメニティの向上が評価されたとしている。
 また、高効率設備機器の採用・効率運転による省エネルギー、雨水・雑排水の再利用、リサイクルセンター設置によるゴミの分別回収・減量化、建物の長寿命化による維持管理といった環境面における優れた性能が、Sランク認証評価につながったとしている。
 同社では今後も「サピアタワー」だけではなく、環境に配慮した施設の開発を進めていくとしている。

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