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大成建設 新宿センタービルの耐震工事が完了 制震ダンパー288カ所設置で安全性向上

2009.08.03 11:41

 大成建設(東京都新宿区)は、世界で初めてとなる既存超高層ビルの長周期地震動対策として、「新宿センタービル」の耐震バリューアップ工事を先月27日に完了した。同ビルは昭和54年竣工、延床面積は18万3064㎡である。
 明治安田生命保険など同ビルの所有会社では、入居テナント企業のBCP(事業継続計画)の観点から、長周期・長時間地震動に対する影響を減らすために、大成建設が保有する「TーRespo構法」を適用して耐震工事にいち早く着手。工期は平成20年10月からの約10カ月間であった。
 「TーRespo構法」とは柱や梁を補強することなく、制震ダンパーが地震エネルギーを吸収し、大地震時の揺れを低減し超高層ビルの安全性を向上させるもので、今回の工事では、288カ所に制震ダンパーが設置されている。

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