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ダイビル 外観は下から上にかけてのグラデーション エントランスは天井高9mのゆとり空間に

2009.08.03 11:53

 ダイビル(大阪市北区)が平成19年12月から建設を進めてきた「土佐堀ダイビル」(大阪市西区土佐堀)が、先月末日に竣工、7月30日に竣工式が執り行われた。
 同ビルは、土佐堀地区において平成9年に竣工した「エステート土佐堀」に続く2棟目のオフィスビルであり、また平成19年に発表した中期経営計画における平成21年3月竣工の「中之島ダイビル」に続くビッグプロジェクトとして建設が進められてきた。なお、同ビルは満室の状態で稼働する運びとなっている。 
 「土佐堀ダイビル」は、地上17階地下1階塔屋3階の規模で、延床面積は3万7497㎡。事務所、店舗、そして駐車場として利用される。
 外観は、白ならびに黒の色調の石をモザイク模様に組み合わせており、全体に下から上に向かって色調が明るくなるグラデーション仕上げとなってる。四隅の広いガラスのコーナーウインドとあいまって、重厚な中にも優美さをあわせもつデザインとなっている。
 また、ビルの顔となるエントランスホールは高さ9mの吹き抜け空間となっており、開放感と共にゆとりと品位を感じさせるものとなっている。
 オフィスフロアは事務所内を柱のない快適な無柱空間とし、四隅に眺望・明るさ・開放感をもたらすコーナーウインドを設けるなど、テナントの使い勝手を考えた設計となっている。また、環境対策の一環として、なにわ筋側に、ヒートアイランド現象を緩和し都市環境にも貢献する緑豊かな空間「憩いと癒しの森」を設けている。
 同社は今回竣工したビルについて、その時代、地域に最適のオフィスビルを提供し続けてきたというダイビルの、自信作のオフィスビルであると自負している。

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