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国土交通省 屋上・壁面緑化の施工状況を発表 施工面積の前年比は屋上で1割減 壁面では件数・面積ともに増加

2009.07.27 17:15

 国土交通省は17日、「全国屋上・壁面緑化施工面積調査」の結果を発表した。昨年に引き続いて行われたこの調査は、全国の造園建設会社や総合建設会社、屋上・壁面緑化関連資材メーカーなど計410社を対象にアンケートを実施。回収率は54・1%であった。
 これによると、平成20年中に新たに施工された屋上緑化の総面積は約33・6haであった。この面積はサッカーコート約47面分に相当する。また、同年中に新たに施工された壁面緑化の総面積は約7・5ha。サッカーコート約11面分の広さに相当する。
 平成19年の実績と比較すると、施工件数は同程度ながら屋上緑化の面積は約1割の減少が見られた。これに対し壁面緑化は、施工件数が前年比で約1割増加、施工面積は約5割の増加となっている。なお、平成12年から20年までの9年間での累計施工面積は、屋上緑化が約242ha、壁面緑化が約24haとなった。
 施工を実施した建物用途の内訳を見ると、屋上緑化で最も多いのは住宅・共同住宅で35・8%。教育・文化施設の12・0%がそれに続き、事務所用途における屋上緑化は全体の8・8%という結果であった。一方、壁面緑化施工の建物用途で最も多かったのは商業施設の38・4%で、住宅・共同住宅の16・6%と続き、事務所用途での壁面緑化は全体の5・8%であった。

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