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三菱地所/三菱地所設計 「三菱一号館」竣工記念イベントを開催 実際に建物を鑑賞しながら歴史を知る3人の写真家による建設過程の展示も

2009.07.13 17:42

 三菱地所(東京都千代田区)と三菱地所設計(東京都千代田区)は、平成20年4月に復元・竣工した「三菱一号館」において、竣工記念展「一丁倫教(ロンドン)と丸の内スタイル展」を開催する。
 「三菱一号館」は英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計により明治27年に竣工、クイーン・アン様式を用いた赤レンガの建物で、丸の内で初めてのオフィスビルである。その後、昭和43年に「三菱一号館」は解体されたが、当時の設計図、実測図、保存部材等により可能な限り忠実に再現。復元された同施設では平成22年4月に「三菱一号館美術館」が開館する。
 記念展の内容は大きく分けて2つ。まず、「都市・建築展『三菱一号館からはじまる丸の内の歴史と文化』」では復元された建築と空間を、実際に同施設を来館し鑑賞しつつ、復元に当たってのコンセプト、設計の過程が紹介され、明治・大正期のビジネスマンの生活様式にも触れることが出来る。
 また、「写真展『一号館アルバム』梅佳代、ホンマタカシ、神谷俊美3人の写真家による三菱一号館復元の記録」では、3名の写真家が撮影した三菱一号館復元の記録を展示。それぞれの視点から同施設と丸の内の歴史と記憶、建設の過程、建設現場の人々のドキュメントが紹介される。
 期間は平成21年9月3日から翌年1月11日まで。入場料は大人(大学生以上)500円、中学生・高校生が300円となっている。

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