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大和ハウス工業 JT仙台工場跡地に住宅・商業の大規模複合開発 総開発面積は約11・2ha 戸建住宅街区は142区画

2009.06.22 17:38

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、宮城県仙台市宮城野区の「JT仙台工場」跡地にて、戸建て住宅地・商業施設の複合開発プロジェクト「せんだい 宮の杜」に着工しているが、その概要が決定したとして同社から発表がなされた。
 同地はもともとJTの仙台工場と仙台球場(JT球場)が存在しており、工場は昭和22年から56年間、たばこの製造工場として稼働していた。しかし、平成15年3月末、たばこの製造を中止し工場は閉鎖。JTは平成19年8月に同地に関する一般競争入札を行い、大和ハウス工業がこれを落札。平成21年6月より建物を着工する運びとなった。
 「せんだい 宮の杜」は開発地の東側に戸建住宅街区142区画、西側に店舗街区「フィレオせんだい 宮の杜」、北側に集合住宅街区(予定)を配した、総開発面積約11・2ha大規模開発プロジェクト。大きさは宮城球場の約4倍、住宅と商業施設の一体開発としては、仙台市内において最大規模となる。
 戸建住宅街区と店舗街区の間に、街の核となる公園を配置。開発地の南側を東西に流れる「藤川」岸の緑と、北側にある東北公済病院宮城野分院のリハビリテーション庭園の緑をつなぐことにより、「緑の屋根」を形成、街の中心に「緑のたまり」をつくる。この「緑の尾根」は、店舗街区と戸建住宅街区を分離する緩衝帯としての機能も果たす。
 商業街区にはヨークベニマル、カワチ薬品、ケーズデンキやTSUTAYA、スターバックスコーヒーなどが出店。戸建て住宅の建物竣工は平成21年2月を予定し、店舗街区については売上目標100億円を目指す。

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