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シービー・リチャードエリス 三大都市空室率・平均募集賃料データ発表 空室率はいずれも上昇傾向

2009.03.16 17:28

 シービー・リチャードエリス(東京都港区)は平成21年2月時点の三大都市における空室率・平均募集賃料の速報データを発表した。
 東京における空室率は、緩やかな上昇傾向が続いている。その要因には、平成20年にコスト削減を目的として大型移転したテナントの移転元ビルにおいて、後継テナントが決定せず空室が顕在化したことが挙げられる。これら大型の移転先として、豊洲や神田エリアなどの賃料水準に割安感がある地域が多いという特徴がみられる。大阪市では、全体の空室率が7・4%と0・3ポイント上昇し、館内減床・面積の減少を伴う拠点集約等オフィスマーケットの縮小に繋がる動きが目立つ状況といえる。一方、Aクラスビルは3・2%、Sクラスビルでは1・0%と低い空室率水準が続いているが、3月以降は複数の大型ビルが竣工を控えていることから、予断を許さない状況といえる。また、名古屋市における2月期の空室率は9・3%となっている。

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