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伊藤忠都市開発 オフィスビル開発事業等に領域を拡大 門前仲町と上野で第一弾開発 今後商業や物流開発も視野に

2009.03.02 11:16

 伊藤忠都市開発(東京都港区)、東京都江東区福住および台東区東上野4丁目においてオフィスビル開発計画を進めてきたが、2月23日、新築工事に着手したことを発表した。
 江東区福住の開発計画は「(仮称)門前仲町計画」で、敷地面積は2787・72㎡、地上5階塔屋1階の規模で、延床面積は9156・63㎡。事務所、店舗として使用される。高さはないが、広い敷地面積を活用したプロジェクトである。伊藤忠商事との共同開発で、平成21年9月の竣工を予定している。
 台東区上野の開発計画は「(仮称)東上野4丁目計画」で、敷地面積2414・83㎡、地上18階地下1階塔屋1階の高層ビルで、延床面積は2万3927・35㎡。事務所、共同住宅、店舗用途で、この案件は東京建物との共同開発となる。竣工は平成22年9月の予定だ。
 また、この2案件はCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)においてAランク(大変良い)評価を達成。門前仲町の案件は、建物の熱負担低減対策が高く評価され、上野の案件は総合設計制度を活用し、3層吹き抜けのピロティ空間と周囲に植栽を施した緑豊かな公開空地を配し、安全性と快適性の高いビルとして評価された。
 同社は平成19年4月より住宅分野というこれまでの事業フィールドに加え、総合開発事業部を開設。門前仲町の案件はオフィスビル開発事業の第一弾プロジェクトとなり、今後同様のオフィスビル開発のほか、都市型商業ビル開発のほか、都市型商業ビル、物流施設開発事業、海外事業等の総合デベロッパーとして事業拡大を図っていく。

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