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野村総合研究所 企業のITに関する調査実施 十分な活用には至らず

2009.02.02 10:45

 野村総合研究所(東京都千代田区)は、平成20年9月2日から19日にかけて、日本国内に本社を持つ大手企業の経営企画部門を対象に、「経営戦略におけるITの位置づけに関する実態調査」を実施した。その結果、企業は経営管理の高度化などにおいては、ITをある程度活用できているが、新商品。事業開発など事業拡大や経営改革につながる施策では、十分に活用できていないという課題が、鮮明に浮かび上っている。
 項目ごとに見ると、これまでのIT投資について、経営企画部からは「ある程度効果が得られている(57・1%)」との回答が最も多かったものの、「十分に得られている」と高く評価している割合は6・8%と少なく、IT投資の効果について必ずしも満足していないことが推察できる。また、自社のIT活用段階についての質問には、「ITを活用して、全社横断的に業務が最適化されている段階」以上に達している企業は3割を下回っていた。これらの結果から、企業におけるIT活用はいまだ途上段階であり、なお一層、経営に役立つIT活用を目指すべきだと結論付けている。

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