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三井不動産 延床面積4万㎡超の商業施設で地域コミュニティの中核を創造 仙台市太白区で建設開始

2008.09.01 11:40

 三井不動産(東京都中央区)は宮城県仙台市で開発を推進している商業施設「ララガーデン長町」を8月29日に着工した。施設の開業は約1年後の平成21年秋を予定している。
 三井不動産は仙台市が長町南エリアのコミュニティ拠点として公益的機能や商業・業務機能を導入すること、及び遊休資産の有効活用を目的に平成18年に実施した「長町七丁目西地区市有地有効活用事業」企画提案コンペによって事業者として選定され、仙台市と事業用定期借地権設定契約を締結して、この事業を推進中である。
 ララガーデン長町は同社が展開するライフスタイルパークシリーズの6店目となり、東北地方では初の出店となる。開発のコンセプトとして「家族で憩うデイリーコミュニティモール」を掲げており、日常生活の利便性向上や”人や情報の交流、コミュニティ創造”、”親子でゆったりと過ごせる時間と空間の提供”などをテーマに地域コミュニティの核となることを志向する。
 施設の敷地面積は1万3737・12㎡、地上6階地下2階建てで、延床面積は4万2198・79㎡。この中の約1万9000㎡に約90の店舗が入居。駐車場は640台分が確保されている。
 なお、今後同社は仙台エリアにおいて「三井アウトレットパーク仙台港」や「仙台本町プロジェクト」、「ミッドプレイス仙台タワー&レジデンス」を平成20年9月から21年9月までの間に順次竣工させる計画が進行しているなど、ビルや商業施設、住宅など広範囲にわたって事業を展開している。

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