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野村不動産 大型オフィスに匹敵する中小オフィス 3年以内で20棟の新規開発を目指す

2008.08.04 17:09

 野村不動産(東京都新宿区)は、新規オフィスビル開発の中で、新たなブランドを立ち上げた。大規模オフィスビルと遜色ないクオリティを兼ね備えた中規模オフィス「プレミアムミッドサイズオフィス(PMO)」である。
 「顧客の大手企業から、分室や関連会社が入居するオフィスニーズを耳にしていました。大規模でなくても良いが、門構えやオフィススペックが高い物件ニーズです。これまでの中小規模のビルは、どうしてもビルの格や設備面が今一歩だったためです」(廣瀬氏)
 PMOブランドは、これらの顧客ニーズを汲み取り展開するもので、「間口をより広げれば、これまで見逃してきたニーズを活用することができるのではないか」との考えに基づくものだ。
大規模オフィスが100の賃料を見込める一方で、中小規模はおのずと50程度の賃料に留まる。
「しかし、デザイン的にも機能的にも優れたオフィスを作れば、70から80の賃料が見込めます」(廣瀬氏)
 同社は既に7案件用の用地を取得済みで、世間に確立したPMOブランドを広げていくために2〜3年間で20棟開発の実績を目指す。

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