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東神開発 柏駅直結のSC増床・沿線最大級の10万㎡ 新館開発で新たに51店舗の専門店導入

2008.08.04 17:13

 高島屋の子会社で、商業デベロッパーの東神開発(東京都世田谷区)は、千葉県柏市にて計画推進中の柏島屋ステーションモールの増築棟「柏高島屋ステーションモール新館」の開業日を10月1日にすると発表した。
 新館は建築面積が1700㎡、地上12階地下2階の規模で、延床面積は1万9300。事業者は東神開発とりそな銀行で、賃借人は東神開発。新館開業後の柏島屋ステーションモールは、S館(ステーション館)、T館(高島屋館)、新館あわせて延床面積10万6800㎡、店舗面積は5万810㎡となる。
 高島屋柏店は昭和48年に開店し、昭和54年に島屋柏店と専門店からなる駅ビル「柏ローズタウン」がオープン。衣料・雑貨・飲食店などの専門店102店が揃うショッピングモールとなった。平成4年には「柏ローズタウン」が全面リニューアルし増床、高島屋を核としたショッピングセンターとして、「柏高島屋ステーションモール」が完成した経緯がある。
 今回増築された新館は、地上3階から12階までを店舗として使用。柏駅直結の既存館とペデストリアンデッキや連絡ブリッジで接続し、回遊性を高める。これにより、常磐線・東武野田線沿線では最大級の駅直結型SCが誕生することになる。新たに導入される51店舗は、感度の高いファッション店舗の強化と専門性の高い飲食店を中心とした構成となっている。

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