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<新事業戦略>リードミデム アジア拠点の日本移転も視野に アジア最大の市場持つ日本 高い環境技術に期待寄せる

2008.06.23 10:49

 毎年カンヌで世界的な不動産の見本市「MIPIM」を開催するリードミデムは、今秋に開催されるアジア地域の不動産見本市「MIPIMアジア」日本カンファレンス開催のため、アジアセールスディレクターのジュリアンソセ氏が来日。
 ソセ氏は「昨年のMIPIMアジアアワードで2つの賞を受賞した東京ミッドタウンをはじめ、さまざまな先進的なビルが建設されている日本でのカンファレンスを是が非でも成功させるため来日しました」と語っており、短いスケジュールの中、国内のデベロッパーやゼネコン、国土交通省らを訪問し協力をアピールした。
 現在、同社のアジアにおけるイベントの中心拠点は香港に設置されているが、ソセ氏によれば「日本はアジアで最大の 不動産マーケットを擁しており、しかも近年、日本の不動産マーケットは外国のデベロッパーや投資家に対しオープンな環境が作られてきました。今年のカンファレンス次第ではMIPIMアジアの開催地についても検討していきたいと考えます」と語る。
 同社がカンヌで開催した今年のMIPIM本体のイベントでは、世界的な環境保護への意識の高まりを受け、テーマを「サステナブル」から「グリーン(環境)」へと変更している。この流れはMIPIMアジアでも踏襲される見通しで、日本でのカンファレンスでも、環境が大きなテーマになることは間違いないとしている。
 「日本には世界に誇れる素晴らしい環境対策技術と、緑に満ちた都市環境が整備されています。今回のカンファレンスがこうした日本の持つ魅力を世界に発信する機会となれば幸いです」とソセ氏は述べており、日本の環境技術などの総合力に強い期待感を示した。

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