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シチズン時計 北米・欧州展開の試金石 東京・表参道にデザインの新拠点設立

2008.06.16 11:37

 シチズン時計(東京都西東京市)は6月10日、東京都渋谷区のテラッツァ表参道2階に「CITIZENDESIGNSTUDIO(以下デザインスタジオ)」を設立した。
 同社は昨今の市場の消費動向から、消費者があらゆる商品に情緒的価値を求める傾向が顕著になったと分析。その中でも特にデザインが重要な要素であると見ている。
 そこで、商品のデザインに関するこれまでの作業環境や業務の進め方を見直し、今までとは異なるアプローチとして、質の高い情報収集や分析、モニタリングをもってデザインスタジオを拠点にデザインクリエーションの強化を図る。
 デザインスタジオにはデザイナーとマーケッターを常駐させ、クリエーションの独立性や独自性に配慮した創作活動を行う。
 また、デザインスタジオを拠点にアーティストやクリエーターとの交流や共同企画などの推進も図る見通しである。加えて、PR活動におけるサテライトとして、雑誌編集・プレスとの情報交換といったコミュニケーションの場としても活用する方針で、リリース発表時の新作サンプル展示や貸し出し、プレゼンテーションなどもデザインスタジオを拠点に展開する。
 同社によれば、こうしたデザインスタジオ展開は今後北米や欧州でも実施していく構想を持っているという。

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