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竹中工務店 日本最大の耐火実験棟を建設 高強度コンクリートや耐火性能設計に活用

2008.06.02 16:16

 竹中工務店(大阪市中央区)は、千葉県印西市に立地する同社の技術研究所内に日本最大規模の耐火実験装置を有する「新耐火実験棟」を建設する。
 「新耐火実験棟」は地上3階地下1階建てのS造建築物。延床面積は1304㎡で、最大載荷能力30メガニュートン、8時間加熱が可能な日本最大級の規模・能力を持つ耐火実験施設となっている。
 今年6月2日から着工しており、約1年後の平成21年8月末の竣工を予定している。この施設では、優れた能力・規模を生かし、高強度コンクリートの開発における耐火実験に利用されるほか、平成12年の建築基準法改正で導入された耐火性能設計の研究開発拠点としても利用される。また、この「新耐火実験棟」は環境配慮形の建物として位置づけられている。
建設に際して同社が営業提案活動を展開しているさまざまな環境配慮技術を盛り込んでおり、太陽光・風力発電、排熱利用、壁面緑化、光触媒塗料などを実際に体験・体感できる設計となっている。

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