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三井不動産 金沢市に客室数125室のホテルを着工 金沢におけるビジネス・観光の拠点に立地

2008.02.11 11:20

 三井不動産(東京都中央区)およびリゾートソリューション(東京都新宿区)は、石川県金沢市武蔵町で2月5日から「(仮称)ホテルトリニティ金沢」の着工を開始した。開業は今年12月を予定している。完成により、ホテルトリニティシリーズは全国4施設目となる。
 同ホテルは三井不動産が建築した後、竣工建物をリゾートソリューションが一括賃借した上で運営を行う見通し。
 金沢エリアは平成26年度の北陸新幹線開通をにらんで更なる発展が見込まれている。両社はこうした環境を見込んで、ビジネスと観光の拠点である武蔵ヶ辻〜香林坊間の百万石通り沿いの土地でホテル建設を行うもの。開発企画にあたり、ビジネスユースに加え、女性グループや夫婦などの観光客にも利用されるホテルを目指した設計を行っている。客室は全部で125室。広さ約15㎡のシングルルームを中心に、約23㎡のツインルームや約30㎡の畳コーナー付ツインルーム等で構成されている。また、トリートメントルームのある女性専用フロアも設けられる予定。
 デザイン面では、金沢の歴史ある街並みを意識し、白壁と瓦をイメージさせるタイル張りの外観や、加賀友禅をイメージさせる鮮やかなアクセントカラーを配したロビーなど、各所に意匠が凝らされている。

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