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伊藤忠アーバンコミュニティ/ほか 今ソーシアムを組みSPCで開発 PFI方式で山形市・狭山市の給食センター開発

2008.02.04 17:49

 伊藤忠アーバンコミュニティ(東京都中央区)はPFI方式の「山形市学校給食センター整備運営事業」ならびに「狭山市立第一学校給食センター更新事業」について、東洋食品(東京都台東区)を代表法人とするグループとして応札し、それぞれを平成19年10月2日、5日に落札。同事業の事業契約を締結したことを発表した。
 「山形市学校給食センター整備運営事業」は東洋食品、INA新建築研究所、山形建設、鹿島道路、伊藤忠アーバンコミュニティのコンソーシアムメンバーで構成されているSPCで「山形学校給食サービス」が開発を担う。平成36年に事業終了予定。「狭山市立第一学校給食センター更新事業」については、伊藤忠アーバンコミュニティを含む8社がコンソーシアムメンバーとなり、SPC「狭山学校給食サービス」を通して開発を行う。平成36年3月の事業終了を予定している。
 日本国内では平成11年7月に「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が制定され、平成12年3月にPFI事業の枠組みが見受けられた経緯がある。PFI方式を用いた最近の大型施設開発としては、昨年10月に竣工した「霞が関R7プロジェクト」がある。
 今後、公共施設開発において、民間の資金と技術を活用するPFI方式の開発が進むだろう。

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