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東京都/ほか 東京都ら4者が新宿駅貫通する東西自由通路の整備 平成28年の完成目指す

2008.01.28 10:06

 東京都、新宿区、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)、小田急電鉄(東京都新宿区)は1月21日、新宿駅の東西自由通路の整備について今年度中に設計に入り、平成28年 度の完成を目指すことを発表した。
 新宿駅の東西自由通路整備計画は、新宿駅構内にある長さ100mの北通路(青梅通路)を、現行の幅17mから幅25mに拡幅するというもの。
 これにより、新宿駅周辺地区の商業地域が鉄道によって東西に分断されている現状を整備し、両地区の連携を促進するとともに、歩行者の回遊性を確保することで、バランスの取れた歩行者ネットワークを形成。副都心としてふさわしい活力と賑わいに満ちた拠点の創出を図るもの。
 完成後は、通路の両端にある改札ゲートを移設し、JRの利用客以外も通行できるようにする見通しである。
 今年度内は4者の費用負担に関する覚書などを締結し、整備に着手する構え。
 今回の整備計画を受けて、新宿駅東口では「ルミネエスト」、同西口では「京王百貨店新宿ビル」の建て替え計画について検討に入る見通しとなっている。
 現在、新宿駅構内には東西をつなぐ歩行者用通路が存在しないため、今回の通路整備によって、駅周辺の人の流れが一変するといった事態も予想されている。

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