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セイコーホールディングス/和光 和光並木館、銀座並木通りにオープン 服飾等売り場に加えホールと飲食 本館改修終了後は2館体制で営業

2008.01.21 11:13

 1月19日、中央区銀座4丁目の並木通りに「和光並木館」がオープンした。
 同ビルはセイコーホールディングス(東京都港区)が新築したもので、全館を和光に賃貸する。
 同物件は地上10階地下3階の規模で、延床面積は約6000㎡。昨年9月に竣工済みの物件である。外装にガラスと金属素材を使用した、現代的な高層建築となっている。地上1階から4階の宝飾品やバッグ、婦人・紳士服、室内装飾品等の売り場に加え、5階に展示会ホールの「和光並木ホール」、高層の9階にはカフェ「WAKOCAFE」、10階にフレンチレストラン「レストランTHEWAKO」が設けられている。
 銀座4丁目交差点に立地する昭和7年竣工の「和光本館」は、免震化工事とあわせて全館リニューアを実施するため、同月13日より一時閉館となっている。
 1895年、セイコーの前身である服部時計店が銀座4丁目角に初代時計塔を建築、1932年に二代目の時計塔・「和光本館」がネオ・ルネッサンス様式の意匠と鉄骨鉄筋コンクリートの構造をもった、当時最先端の建造物として竣工した。以来、時計塔とともに銀座のランドマークとして、同地において現在までその姿を保ち続けてきた。
 平成19年10月に竣工後75周年を迎えたため、歴史的な外見は全面保存しつつ、耐震性強化のための免震構造と、あわせて全館の内装改修工事を実施することとなった。完成は平成20年10月を予定している。本館工事が終了後は、和光並木館と2館体制で営業予定。

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