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三越 「銀座三越」再開発計画 延床面積は8万㎡超に 地上13階建ての新館を増設予定

2007.10.15 17:52

 三越(東京都中央区)は、「銀座四丁目6地区」計画を東京都に提案した。
「銀座三越」本館の改修に合わせ、別館跡地などを集約して新館を建設するものだ。
 中央区銀座四丁目の当該地は、中央通りと晴海通りの交差点に面する。銀座エリアは、平成14年に都市再生特別措置法に基づく緊急整備地区に指定されているため、都市計画となれば容積率は1300%となる。
 計画土地面積は5450㎡。本館と新館は一体化し、延床面積約8万1500㎡の規模とする。地上13階地下6階となる新館の高さは、地域内の「銀座ルール」に従い、56mだ。
本館には耐震補強や環境負荷削減のための改修を施す。高さは現在と同じ31mとし、地下フロアと地上3階以上のフロアを新館とつなげる計画だ。両棟に挟まれる区道は従来のまま民間の敷地とし、その面積分を計画地東側に付け加え、歩道を整備する。また敷地外の北側から銀座一丁目までの区道も同社の費用負担で整備する。
 同社は同計画を、伊勢丹(東京都新宿区)との経営統合のシンボルを生み出す一大プロジェクトと位置づけており、来年4月に設立する三越伊勢丹ホールディングスに専任部門を置くとしている。
 工事着工は来年7月の予定。平成24年1月の竣工を目指している。

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