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ミラクルスリーコーポレーション 3階建てのビルを5階建てに増床 既存建物を使用継続しながら約1800㎡のスペース創出

2007.06.04 17:45

 ミラクルスリーコーポレーション(大阪府吹田市)が推進している大阪箕面市のアパレル関連企業ライフアパレルの本社増床計画の鉄骨建て方が終了した。
 この計画は、同社のミラクル構法を採用して進められており、3階建て建物から5階建てへと増床し、事業スペースの拡充を図るものだ。既存建物をまたぐように鉄骨を建柱し、別構造体で建築されるため、建物の利用を休止することなく、居ながらにして増築ができる。今回建物をまたぐ梁の長さは34mの長さになり、過去の実績の中で最長のため、梁の厚みは通常の約2倍とした。鉄骨は耐震鉄骨特許技術「WAWO工法」を採用しているため通常の2・5〜4倍の耐震力を有している。
 なお、同建物は近隣商業地域に位置し、容積率に余裕があった。増築によって約1800㎡のスペースを生み出し、増築後の延床面積は約4841㎡となる。今年3月に着工し、8月には完成する予定だ。施工はミラクル構法正規代理店の前田工務店が担当している。
 ライフアパレルは、現在本社ビル以外にも商品をストックする倉庫などを賃借しているが、新たなスペースの確保によって、コストを圧縮し、効率化を図る。

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