週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

オリックス KBSシラカワに資本参加 傘下のマンション管理会社との統合も検討

2007.04.16 11:44

 オリックス(東京都港区)は、兵庫県を中心に建物・施設管理業務を手掛ける業暦35年の独立系管理会社ケイビーエスシラカワ(神戸市灘区・以下:KBS)の発行済み株式を譲り受け、取締役4名、監査役2名を派遣する。
 KBSは地域密着型の事業展開でマンション管理戸数は3万戸近い規模の業界中堅企業。今回の株式譲渡は創業者の白川欽一会長および白川侑子取締役が退任したことから実現した。
 オリックスでは昨年5月に、同じく近畿圏で2万戸を超える規模でマンション管理を手がける第一建物管理(大阪市中央区)に資本参加しており、スケールメリットを生かすため経営統合を視野に検討を進める。実現すれば管理戸数は5万戸を超え、近畿圏でトップクラスの独立系マンション管理会社が誕生する。建物管理業界では、創業者の後継者問題などから再編を目指す動きが拡大しそうだ。

PAGE TOPへ